事務所の存在は本当に必要かというと疑問が
残る。
事務所の存在よりは、その果たすべき機能が
問題と考える。
現代はSNSや電話、FAXなどの活用で組
織と個人のコミュニケーションは可能、
知的内容の組織は本来「ノマド」で運営可能。
我々は元々「ノマド」志向の組織であった。
スタートは市の貸オフィスで始まった。
ここでの仕事は、ダブルワーカー主体の我々
の組織にとって極めてやりやすかった。
組織の共有オフィスがあることで、仕事も共
有できたし(事務作業などは分担が容易だった
)、書類も共有のロッカーなどに保存可能なた
め極めて便利だった。
従って多くの会員が共有オフィスを使用し幅
広い活動が可能になった。
オフィスに併設された無料の会議室も大いに
活用したし印刷機械も活用した。
しかし、月日が経ち会員も漸減し始めると、
こうした簡便なオフィスの必要性も薄らぎ始
めた。
何故なら、基本的に厳守されなければならな
いことは質の向上と行動力の維持だからだ。
一騎当千のスペシャリスト集団に化した我々
は、情報はIT活用で交換し、行動は公的場所
のフル活用で高頻度で実施可能に変えた。
少数でもむしろ活動力は高められる。
烏合の衆の無駄な老婆心のようなものが減る
からともいえる。
結論として、事務所の存在は不必要で1メー
トル四方の机が、その代替機能を果たすこと
が出来る訳だ。