大量生産や大量消費に基づくアメリカ流経
済は巨大産業と巨大資本を生み続け、格差
の拡大は留まるところを知らない。
効率主義の進展は現代社会の基本理念であ
ることは不変であろう。
無駄の排除とスピードアップの時代の要請
も変わらないであろう。
しかし、その風潮に合わない人々が取り残
され差別を受けるのでは人間社会の維持に
破綻をきたすのではなかろうか。
また、大量生産や大量消費は一方でロスの
大量生産も同時に引き起こす。
これは、資源の有効活用の観点からは見逃
すことはできない。
そして、シェアリングや断捨離に象徴され
る過剰な物を持つことへの拒否は今後も続
き、抗大量消費のムーブメントは更に拡大
するであろう。
ただ便利さだけに寄り掛からない賢く堅実
な消費者の増加を望むのは私だけではない
であろう。