過去のブログより。
訓練校に移ってから11月目を迎える。
年間300人近い受講者に訓練をし送り出
すわけだが、様々なことが起こる。
まずカリキュラムの完遂に必要なものは、
講師と講義内容であろう、ただ講師の選定
には困難がつきまとう。
授業内容の見直しや、講師が抜けた部分へ
の代理講師の手配等々が難しい。
全て金で解決が可能だが野放図にやってい
るとコストで収支がとれなくなる。
次に求職者が対象なので就職支援のノウハ
ウが必要だ。
カウンセリングやマッチングに習熟した人
員が必要になる。
ファシリティや講師、講義内容の差がない
とすればカウンセリングの差が就職率の差
をもたらす。
一方、トップは気まぐれで、業務の中核で
ある「訓練」以外の新規事業展開を焦る。
現場はこのような「焦り」とは関係なく普
通は動く、という単純なことが理解できな
い。
今後必要なこととして、フレックスの導入
、職員の多能化、事務処理要員の拡充など
、残された課題は多い。
カウンセリングに関しては、職業訓練校は
正社員以外も就職と認められる、若年者が
7-8割で動きが早い、女性中心なので臨
時でも職につく人が多いなどの理由で比較
的簡単だ。
上記の内容には、民間の職業訓練校の在り
ようが具体的に書かれている。
オーナーの金もうけ主義や組織管理の苦労
と同時に本格的なカウンセリング業務に徹
しきれない悩みも見て取れる。