あるレポートにあった記事からの抜粋です。
大手電機メーカーやメガバンクなど、いく
つかの企業や事業体が45歳を適用開始年
齢とし、早期退職や希望退職者の募集を行
っています。
各企業では、若年世代の能力開発や活性化
による活躍が期待されていますが、ミドル
世代やシニア世代に対しては、若年世代と
は質の違う活躍が求められています。
社会や組織を引っ張って行くミドル世代、
シニア世代は、人生の中で最も充実した成
長期から成熟期の真っただ中にいます。
「40歳は人生の折り返し点」という言葉
がありますが、定年や雇用の延長が叫ばれ
る昨今、35歳~40歳は「人生の分水嶺~
第1接続期」、45歳~50歳は「人生の分
水嶺~第2接続期」と考えられます。
ミドル世代、シニア世代は、組織では上級
経営幹部や役員、上級専門職になって活躍
する世代です。
35歳の時点で自己の能力点検をし、40歳
までの5年間に自己研鑽・自己錬磨をしてこ
なかった人が、企業の提起する「世代の若返
り」の名目で、リストラ対象者になっていく
と考えられます。
つまり、45歳がリストラにあうか、あわな
いかの分岐点であり、それまでの10年間で
自己研鑽しなかった人間はリストラにあいや
すいことが語られているのです。