バンド活動をしているが、将来バンドで生活
するか、一般の就職で生活するかで迷ってい
る学生の面談を実施した。
クライエントの現状は・・・・・
貧困家庭で妹が高校生で経済的に家計を支え
ていかなければならない状況。
バンド活動もオーディションや投稿などを積
極的にやっていないので、今後生活の糧とな
るか不明。
カウンセリングのポイントは次のようなもの
○バンド活動を生活の糧とすることも検討し
ているので、まず具体的なバンド活動の内
容を把握する。
○家族構成、家庭環境を詳しく聴き、本人の
家庭内での経済的な役割を明確にする。
○希望する職業や業種を明確にし、余暇時間
の確保の可否の可能性を明確にする。
カウンセリング後の変化は次のようなもの。
バンド活動の生活のめどのなさに「気づき」
、当面の生活費の確保のため就職活動を行う
重要性を認識した。
早速、学校で求人情報の閲覧を開始した。
上記の例は、高校生のカウンセリングでは偶
にあるケースだ。
漠然とした、趣味と生計の区別がない相談は
多い。
大概の場合、趣味や憧れと職業や生計が入り
混じっていて解決策が分からなくなっている。
ひとつずつ整理することで、何らかの方向性
を見出せる場合が多い。