「どうせ思考」を考える その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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過去のブログより。

 

どうせだめだ。

どうせ医者にかかっても直らないだろう。

どうせ先生に相談しても答えてくれないだろ

う。

どうせ仕事は見つからないだろう。

 

我々は普段、上記のような「どうせ思考」に

陥りやすい。

このようなマイナス思考の人々をネガティブ

コレクター=「ネガコレ」と呼ぶ。

双方とも「認知行動療法」の自動思考という

認知のゆがみを直すことで解消されるといわ

れている。

このためには、なにか楽観的な考えに置き換

えるとよいのではなかろうか。

「どうせ医者にかかっても直らないだろう」

を例にとると、医者を変えてみようかなとか

、直るための薬を探してみるとか、直ったら

今まで諦めていたことをしようとか、直らな

い前提で考えていたことをマイナスからプラ

スにチェンジしてみる。

そうしたことで、単純に言えばできないと諦

めきっていたことができるようになる可能性

に目覚めるわけだ。

上司や先生などの目上の人にいわれて諦めた

ことが、考え方を変えると可能性が出てくる

などということはよくあることだ。

大概の場合、上司は既存の権威や考え方に縛

られていて下の者の提案などには反対しがち

だ。

しかし、これからの時代の空気を知る、下の

者は未来が見通せる場合がある。

そういう場合は、その道の専門家などと相談

した方が正確な答えは得やすい。

だから、「どうせ思考」を一旦、離れてみる

ことで答えが見つかることもある。

 

やってみもしないうちから、「どうせだめだ」

と言ったり、諦めたりする人は多い。

会議などでも、やれない理由を並べ立てて新

しいことに抵抗する人は多い。

昔のサントリーの社風や松下幸之助の口癖は

「やってみなはれ」だったという。

やってダメなら、次の手を考える。

そんな自由、闊達な組織でありたいものだ。