ちょっといい話 3 その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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過去のブログより。

 

わかものの就職相談を担当し始めたころの話

です。

窓口にスーツケースを引いてきた、わかもの

が居ました。

相談の内容は自身の大学で得た発酵学の知識

を活かした仕事に応募したいというものでし

た。

彼の経歴を確認したところ大学卒業後に外国

で酒を作っているメーカでアルバイトを1年

半してきたとの事でした。

持参した求人情報の企業にすぐに応募し、そ

の企業がある本州の土地にこれからすぐに出

向きたいとの希望だったと記憶しています。

あまりにも唐突だったので、一端、その企業

に打診してからの出発を勧め、直ぐに企業に

電話を入れました。

その企業の人事担当者の回答は意欲は買うが

、とりあえず書類選考したいとのものでした。

その旨を伝達し、出発を延期し書類送付、後

日の面接となりました。

こういう積極的な相談者なので難なく書類は

通過し現地での面接となりました。

面接から1週間以内に人事担当者から連絡が

あり、内定の連絡がありました。

学校の勉強内容、知識、並外れた意欲が成功

の要因だったと考えます。

 

こうした、無謀ともいえる行動力が発揮でき

ることは、わかものの特権といえます。

今、こうしたわかものが減り、安定志向が比

率を高めていることに危惧を感ずるのは僕だ

けではないでしょう。

世に、冒険心に満ちたわかものがもっと増え

てほしいものです。