現在の社会では、発言の自由は広範に認め
られている。
当然、そのことは誰しも認識している。
しかし、その主張が、どんな背景や支持層
に基づいて行われているのかは問題であろ
う。
例えば、極個人的なものやごく少数の主張
は大きなウェーブには繋がりづらい筈だ。
少し前に、多くの組織のプレゼンを聞く機
会を偶々もった。
そこでは、いろいろな背景の組織が活動の
趣旨や内容を話した。
そこで感じたことなのだが、趣旨は立派だ
が、それは東京の本部のものであったり、
趣旨を実現すべき行動が実にレアであった
りというように、多くの疑問が残るものが
過半数を占めた。
多分、多くの人々の共感や支持を得るには
まだまだ不足する要素を多く組織内に持つ
団体が発表していたように思う。
組織の運営者はできる限り多くの支持層を
獲得するべく、大声で少数意見を叫ぶこと
が無きように組織運営に努めるべきではな
いであろうか。