あるブログより。
米国ではここ数年、成功を収めるための最も
重要な要素として「グリット」が注目を集め
ている。
その意味は、努力・根性・忍耐・情熱。
米国でも(日本でも)、かつては、グリット
が尊重されていたが、最近では、天賦の才や
優れた容姿、富を持った人が称賛され、努力
の根底にあるグリットは軽んじられる傾向に
ある。
つまり、華やかな結果にばかり目を奪われて
しまい、その結果につながる過程を見ようと
しない。
ところが、功成り名を遂げた人をよく調べて
みると、必ずしも生まれながら才能に恵まれ
た人が成功をつかみ取っているわけではない。
幼少期は普通の子どもだった人で、今はスー
パースターになっている人が誰一人として、
神童や名手として生まれついたわけではない。
彼らに共通するのは、誰にも負けない努力・
根性・忍耐・情熱、つまりグリットである。
成功を収める人々の大半に共通する事実は、
天賦の才やIQという“It Factor”(イッ
ト・ファクター=生来備わった要因)ではな
く、“Grit Factor”(グリット・ファクタ
ー=グリット要因)を持っていることだ。
飛び抜けた才能やIQがなくても、必死に努
力すれば誰でも成功できる。
そして、グリットのいいところは、才能と
違って後天的なものなので、いつでも、そ
の努力を始められるところにある。
つまりは、先天的な才能よりも「グリット」
を鍛えることなのだ。
また、「グリット」は後天的に得ることが可
能で、鍛えることも可能なものだ。
そういう意味では、スポーツの世界の根性論
もあながち間違いだとは言えないのかも知れ
ない。
事業家でも成功、失敗からの復活などの例は
、よくある話だ。