過去のブログより。
今日の道新の卓上四季に「札幌ラーメン」と
「札幌」について、「トト姉ちゃん」でおな
じみの花森安治さんに関連した記事が載って
いる。
「札幌ラーメン」を世に広めたエピソードは
実に興味深い。
そこで、自分の札幌ラーメン観を少し紹介し
たい。
以前も書いたが、自分の中で記憶にあるラー
メン店は「富公;カナリヤの裏の中小路にあ
った」であり、苗穂駅近くにあった「爐;現
在は確か親戚の方がやっていてセンタービル
の地下にある(既に移転して琴似にある模様
?)」。
この二つは、幼少期の記憶に残る名店。
更に、現在もある歴史的な名店は「だるま軒
;二条市場内」や大丸セントラルにある「三
平」。少し時代は下るが「宝龍;本店、アピ
ア店」。
この中で、観光客にも有名な2店はさておき
、自分としては1番心配なのが「だるま軒」。
最近は、余り客もいなく、一時期の繁盛ぶり
がうそのようなことが多い。
もうすでに閉店したが、「龍鳳;時計台近く
にあった」。過去に3、4回食べに行ったが
昔の味よりもインパクトがなく、余り美味し
いと感じなかった。
「だるま軒」の味にも、その傾向がないとは
言えない。
しかし、伝統的な味を守り続ける気持ちを込
めて、食べ続けていきたいものだ。
札幌っ子は、元来厭きやすい人たちだ。
伝統をすぐかなぐり捨てる。
同様に、歴史の浅い国であるアメリカは対照
的に「短い歴史」を重要視しているらしい、
その証左が博物館の多さだという。
札幌もラーメンの歴史を重んじ、伝統的な店
で食べることも増やす必要があろう。