昔、公的機関で若年者向けの部門で数年働い
た。
その時のキャリア形成・就職に関する相談内
容をみると、学生からの相談内容として多い
ものとしては、「履歴書やエントリーシート
の書き方・添削等」が最も多く、次いで「面
接の受け方」、「就職活動の進め方」であっ
た。
この希望は、公的機関の窓口に来る学生の活
動が出遅れぎみだったことにもよる、と今は
考える。
学校のキャリアセンターなどで早くから活動
を開始した学生は自己分析や職業理解は早め
に済ませている。
この点で遅れているから、就活の前半で終了
していることが第一希望になってしまってい
たのだ。
したがって、ここがクリアできていれば次は
「面接」となっていたのであろう。
就活全般の意味では、希望の順番は「就職活
動の進め方」で全般について知り、「履歴書
やエントリーシートの書き方・添削等」に進
み、「面接の受け方」となるのが理想的だ。
書類は自己分析や職業理解、企業理解なくし
て満足なものは書けず、「面接」も練習回数
が多いほど質の向上が見られたものであるか
らだ。
こうした、活動のセオリー全部に触れる相談
の必要性を認識する関与者はどのくらい存在
するのか、大いに疑問だ。