非効率な運営や膨大な事務作業に苦しんでい
る組織では改善する意欲のあるものは忌諱さ
れがち。
その点、民間企業の多くは日進月歩のスピー
ド社会で競争しているので、かなり簡略化し
たシステムで動く。
であるから若年者の持つ「創造性」は歓迎さ
れる。
自由な発想力も重要視される。
固有の考え方や方式の維持だけに腐心するよ
うな保守的で頑迷な頭は切り替えを要求され
る。
また、大昔、私が新人の頃に先輩で「仕事を
しろよ。作業はするな。」と良く言っていた
人が居た。
彼の主張は、主に手を使う作業ではなく、頭
を使う「仕事」あるいは企画力を必要とする
「仕事」をするような時間の使い方を仕事時
間中はすべき、というものであったと考える。
同じことだけの繰り返しが作業。
この作業に終始しがちな職場が未だに存在し
ていて、近年、いろいろな社会問題を引き起
こした。
本来、存在すべき資料が改ざんされたり、消
滅するのは、きちんとした管理システムがな
い証左だ。
「創造性」や「自由な発想力」が重視される
現代的な組織に見習って、組織内を改革して
見てはどうなのだろうか。
自身の重厚、長大さに押しつぶされる前に。