50代でリストラにあう人たちは多い。
一企業で数十年過ぎた人々は自分の外側の世
界をほとんど知らない。
リストラの失意と他の世界に放り出された驚
きは当事者にならなければ本質的には分から
ないであろう。
そこをイメージしなければカウンセリングの
入り口でつまずくように思われる。
であるから、こうした経験に乏しい若年に等
しい人がカウンセリングにあたる時には、こ
うした苦しみや悩みをイメージして共感しな
ければならない。
また、こうしたリストラ関連の本でイメージ
を膨らませる必要もあろう。
過去の、職場にはこうした中高年の相談を忌
諱する雰囲気があった。
難しいことを忌諱し、成長を忌諱する雰囲気
があった。
こういう、自己成長を他人に強いて、自分は
忌諱する人間には多分、一生カウンセリング
の神髄の理解は不能であろう。
自己研鑽の努力を忘れた存在に終始し「ゆで
ガエル」化した自らの醜態に気付いてほしい
ものだ。
そして、絶えず勉強するだけの覚悟を持って
仕事に取り組んでもらいたいものだ。
手遅れになる前に、一日も早く取り組みを開
始してほしいものだ。