人手不足が深刻化しているのは、既に言われ
て久しい。
主婦の活用については保育園の充実や在宅勤
務の進展により今後業界によっては大いに拡
大していくと思われる。
事務処理やパソコン利用の仕事やウェブ関連
の仕事などでは女性の活躍の余地はまだまだ
多いはずだ。
また、高齢者の短時間勤務は今後増えていき
そうだ。
それは、単身の高齢者の増加と、その単身高
齢者の年金額の少なさ故の生活費の不足が、
不足分を補填するだけの短時間勤務の仕事を
必要とするからだ。
従って比較的高学歴の高齢者はコールセンタ
ーや事務補助などの仕事に向かい、その他の
高齢者はファーストフード店やファミレスの
厨房や清掃、警備、運転、土木・建築の仕事
に就いていきそうだ。
いずれにしても、シングルマザーや老後難民
と称される人々は生活費が何か仕事をしなけ
れば確保できないレベルであり、今後もアル
バイト市場に進出し続けるであろう。
機械が人力に置き換わるのは当然のなりゆき
だ。
しかし、システム化は省人化とは異なる。
便利さの追求だけで社会は成り立つとは思わ
れない。
何故ならば、人間には「こころ」があるから
である。