過去の研修の内容は、傾聴についての基本技
術の再確認のための座学、様々なクライエン
トを想定しながらのロールプレイと参考DV
Dの視聴、求職者支援セミナーの講師として
の手法修得などであった。
近年はコンサルタント技能士試験対策を意識
したものに変えて実施した。
やってきて、今思うことは「基本の徹底」と
根幹の理解度が高いか低いかで合否は決まる
、ということだ。
カウンセリングの基本に要約や感情への対応
がある。
これが、きちんと修得されているかは合否に
大きく影響するし、場合によっては合否を左
右する。
よく書いていることだが、技能士試験で感情
への対応が出来ないときには、カウンセリン
グの中断の憂き目にもあうらしい。
また、要約なしに「主訴の特定」は困難だ。
であれば、最低限、ここはクリアしたい。
そして、キャリアカウンセリングにおいて高
い技能と豊富な知識をもって達成可能なこと
は多い。
問題は如何に高い水準を維持し続けるか、と
いうこと。
であるから、自分の技能の維持向上に努める
ことは当然のことだ。
そのためには、最低限、自分の普段のカウン
セリングを反省しなければ不可能だ。
自分より年下の目下の存在に偉そうに何かを
教えようとしているだけの日常から脱却する
必要がある。
そして、自分の水準について自問自答したら
良い。
これは我々の組織の課題でもある。