どんなに恵まれたサラリーマン生活を送って
きた人々にも定年の壁はある。
退職の間際になって考えることは汲々とした
生活の人も、余裕のある人も余り差がないよ
うだ。
例えば、公務員として最高位に近い部長や課
長職の人々の選択肢は給料が半分で上司が後
輩の再任用か、給料は望まずに民間の職場に
行くか、年金の先取りでの支給での悠悠自適
の生活を選ぶかになる。
いずれも、一長一短だ。
ただ、やりがいのある現役を終えてしまうこ
とに変わりはない。
そして、現役を終えた時に社会の第一線を離
れて行き場を失うことも多い筈だ。
それならば、現役の残りの年数で第2の人生
の準備を始めるべきなのだ。
確かに自分の長い職業生活の締めくくりの仕
事に打ち込むのも悪くはない。
しかし、それは完璧な過去は保証するが未来
への準備の一助にもならない。
現在は、人生100年時代といわれ過去とは
違い、リタイアの後の生き方が重要な時代な
のだ。
リタイア後の準備をいち早く進めたものが、
勝利するといっても過言ではない。