「ノマド」の提唱者の本田直之さんは最近、
それがカフェでパソコンなどで仕事をする人
達を示す言葉になっていることに幻滅して「
モバイルボヘミアン」を提唱し始めたという。
確かに一種の流行に化したかの「ノマド」に
は僕も反対だ。
しかし、移動可能なオフィスを持つ「ノマド
」は貧乏事業家の味方だ。
特に、現代ではパソコンという仕事をフレキ
シビリティに富んだものにする大きな武器が
ある。
以前、僕はパラレルキャリアを結構長いこと
やっていたが、仲間との情報交換にパソコン
とSNSがどれほど役に立ったか知れない。
情報という武器を機能的に操ることができれ
ば、現代では戦略上優位に立てる。
知的な集約力に富む思考で仕事を効率的に進
めるためにはコストの高い過剰なスペースで
はなく、場所を選ばない集中的な仕事能力で
あろう。
その意味では、「ノマド」は精神的な大きな
支えといえる。