高齢社会では「金持ちよりは、人持ち」 その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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年金生活者の年金や貯蓄は安定的な老後生活

に必要なことは言うまでもありません。

しかし、自由になる金をいくら持っていても

死蔵したのでは、仕方がないのではないでし

ょうか。

社会に貢献したり還元するような使い方を志

向してみるのも良いのではと考えます。

昔、発行された中公新書の「定年後」には退

職後の居場所づくりの重要性が書かれていま

す。

地域活動、同窓会、SNS等々に積極的に参

加すべきだと。

家族とのコミュニケーションも良く、自分の

過去の地位や役職との決別もできていたとし

ても地域活動などの社会との接点がなければ

孤立するだけです。

せっかく蓄えた老後資金も錆びついて終わる

だけです。

長年の仕事生活で失われた家族サービスや夫

婦での時間制限のない旅行もいずれ飽きます。

(多分)

その時に必要なものが地域活動、同窓会、S

NSなどで人との交流を持つことだと思いま

す。

やはり「金持ちよりは、人持ち」なのではと

います。

そして、玄田有司教授の「希望の作り方」に

SOCIAL  HOPE  IS  WISH  FOR  SO

METHING  TO  COME  TRUE  BY  AC

TO IN  WITH  OTHERS

と希望が表現されています。そこでは仲間づ

りの重要性が語られています。

社会的な希望とは、他の誰かと、希望を共有

ようとすることであり、他者と共有する何

かを一緒に行動して実現しようとすることと

書かれています。

こうした「同志」のような仲間を持つことが

理想なのではないでしょうか。