キャリア教育を考える その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

あるブログから

 

さて、今、学校現場において、「キャリア

教育」が恐ろしく脆弱であると思う。

その原因は、キャリア教育を語らなければ

ならない教師が、キャリア教育の何たるか

を知らないこと、そして、自身の生き方で

それを体現しようとしていないことでは

ないかと思うのだ。

今(も昔も)、学校現場で行われるキャリ

ア教育は以下のようなものではないだろう

か。

定例に実施するインターンシップという

名の職場訪問
ワンショットサーベイと呼ばれる単発の

アンケート調査
専門学校とタイアップした業者への丸投

げ、という形で実施される進路ガイダン


ジョブカフェ、卒業生、ビッグネームな

どを呼んでの「キャリア講演会」
進学校では、「キャリア教育=文理選択・

学部研究」という視点で、結局予備校講

師によるガイダンスや受験指導に転化
などではないだろうか。

このような通り一遍の、ある意味キャリア

教育をやったという事実づくりともいえる

活動は、いわば安直に、自己啓発本をテキ

ストに自己変革を手に入れようということ

と構造的に似ている。

 

上記のことは私が公的機関で、わかもの支

援をしていた時に感じていたことと同じだ。

上記の例にあるように、学校以外の企業や

組織に寄り掛かった教育内容が見て取れる。

理想は学校や教育局の中に、キャリア教育の

ノウハウやシステムが存在することであろう。