技能士試験の実技試験合格に求められること
は、以下のようなものといわれている。
・関係構築ができる
つまり、カウンセリングの基礎的な技法で
ある、受容、感情への対応、要約、質問法
などの基礎技術の円滑な行使が可能なこと
が大前提になることを示す。
・相談者の問題を理解(相談者視点、キャリ
ア・コンサルタント視点で)できる
相談者が真の問題を語るためには、完全な
関係構築が出来ていなければならない。
そこで、相談者は信頼を基礎に、主訴を語
る。
この把握が、その後の問題解決のための目
標設定には必要となる。
・目標設定と具体的方策を(プロセスとして)
展開できる
問題解決のための目標設定と具体的方策(
問題解決のための具体的方策)の提示が前提
の、その実行策の確認までが必要。
上記の3つの項目がクリアできれば試験には合
格可能になる筈だ。
この3つの項目のクリアは、システマティック
アプローチの展開の過程に近似している。
従って、技能士2級の合格に必要なものは、こ
のようなものだと言えよう。