宮城まり子教授の論文より 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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そこで、キャリアコンサルタント資格を取得

して活動を開始している人が増えている現

状のなかで、いかにその質を向上させキャリ

アコンサルタントを社会や企業・組織にお

いて実際に機能させ、その評価を高め、価値

を認知されるようになるかは非常に重要な

課題である。すなわち、「キャリアコンサルタ

ントのキャリア開発」の問題である。

その方策としては、資格取得後も実際の相談

経験を積み重ねながら、スーパーバイザーに

スーパービジョンを受けること、事例検討会

を行うこと、さらなるキャリアコンサルタン

トのレベルアップのための研修会を設けるこ

と、自律的な自己啓発による勉強を継続する

ことなど、何よりもまず自らの質的向上努力

をおこなうことが欠かせない。

キャリアコンサルタントの資格の取得は単に

スタートラインに立ったことを意味しており

、決してゴールではないことを意識しなくて

はならない。

上記の言葉は、宮城まり子教授のもの。

キャリアカウンセラーの質の維持向上がその

社会的な認知や評価の向上に欠かせない事が

語られている。

そのためには事例検討会や研修会、自身の勉

強の他に、スーパーバイザーにスーパービジ

ョンを受けることが重要であることが指摘さ

れている。

 

 

良質なスーパーバイザーやスーパービジョン

の機会は、今の日本では少ない。

このことの充実は、世にレベルの高いカウン

セラーの存在を保証する最低限の基準ではな

かろうか。