過去の高校生の就職希望者の状況について以
下に記す。
全国の高校生の内定率の県単位のワーストは
北海道か沖縄であり、道内の高校生の内定率
は22年度で約80%、一方、石狩教育局の
内定率は73%で道内でも最低のレベルであ
る。
道内でも経済状況が比較的良く、求人が活発
化している石狩管内で上記の内定状況である
ことは教育には全くの素人である私にさえ大
問題と映った。
また、その後の調査で明らかになったが、高
校卒業時に未内定のまま卒業した生徒の約4
割は卒業後数ヶ月後でも「何もしていない」
状況、所謂ニートとなり、また約3割は正社
員以外のアルバイトや契約社員となり不満足
な就業状況に甘んじている。
就職希望の生徒は家庭が経済的に恵まれてい
る進学組とは異なり学費の捻出が困難な経済
的に苦しい家庭の子女がほとんどで、中には
母子家庭や一部生活保護家庭の子女も存在す
る。
こうした厳しい環境の中で、幼くして今後の
人生の進路決定を迫られる就職希望の生徒の
希望を叶えてゆくことのサポート役であるこ
との重要性は昔も今も変わらないであろう。