若年者の就職支援のポイントの一つはか
なりの比率で「方向性が定まっていない
」「自分のやりたいことが見つけられな
い」「目標なんか持っていない」という
タイプが存在することを踏まえたカウン
セリングを行う必要が高いということだ。
そして、求職活動のマニュアル本等に良
く見受けられる「自己理解」「自己分析
」が出来ないことで、自信喪失する学生
が多いのも、良く聞かれることである。
そうしたことで、自分自身を否定的にと
らえてしまわぬように導く必要性も高い。
自己理解の促進がその後の支援に欠かせ
ないのであれば、如何に自己理解に向か
わせるかという課題の解決が必要であろ
う。
方法は様々にあろうが、まずテストで自
己分析する方法をお勧めする。
自己分析用のテストはさまざまにあり、
若年者であればVRTやVPI、YG、エ
ゴグラム、が良いかも知れない。
これにより分かる自己の性格や職業興味
・適性はなかなか自分では把握できない
という若者に一定の答えを出してくれる。
次にインタビューでの把握も可能だ。
相談の時に子供時代に好きだったこと、
興味を持ったこと、やってみたことなど
をじっくり聞いていく。
その理由や話したことの周辺情報なども
加味しながら聞いていくと段々と掴めて
いく。
その中で、一定の職業への関心、興味、
指向性などが確認できれば方向性の確定
の可能性が高まる。