働き方のシフトについて、ワークシフトより
抜粋。
第三のシフトは未来に向けて求められる
三つのシフトのなかで最も難しい。
やりがいと情熱を感じられ、前向きで充
実した経験を味わえる職業生活への転換
を成し遂げ、「仕事の最大の目的はお金
を稼ぐこと、人生の目的はそのお金で消
費すること」という発想から脱却しなく
てはならない。
このシフトで目指すのは、すべての時間
とエネルギーを仕事に吸い取られる人生
ではなく、もっとやりがいを味わえて、
バランスの取れた働き方に転換すること
だ。
シフトを行うとは、覚悟を決めて選択す
ることだ。ボランティア活動や長期休暇
を取る代わりに高給を諦める選択をした
り、リスクを承知の上でミニ起業家へ転
身したりする。
昔は企業が社員の代わりにすべてを決め
ていたが、今後は自分の働き方を主体的
に選ぶケースが増える。
自分自身と家族、そして社会全体のため
に、経済の活力と社会の安定のバランス
をどのように取りたいのか。そのバラン
スを実現するために、どういう選択を行
うべきなのか。
こうした視野の広い議論をすべき時期に
来ている。
旧来の大量消費やモノを得ることが満足
のほとんどといった概念が変わってきて
いる。
納得のいく生き方への探求が進んでいく。