若年のキャリア教育の問題は枚挙に暇が無い状
況です。
まず現在は教育がシステム的に開始されたばか
りで、教育のカリキュラムや教材や体験の機会
等々が実験途上で未完成です。
学校だけでは、事足りずに民間の組織がその不
足を補っている現実もあります。
ですがわれわれ関与者の問題意識や改善意欲や
行動は維持しさらに向上する必要があります。
問題を放置しては将来の禍根を残します。
関与者は健全な社会の進歩への路を残すこと無
く、社会の舞台を下りてはならないのではない
のでしょうか。
また、自分の就いてきた職業の中身を若年者に
伝えることも簡単なキャリア教育の方法です。
そういうことが、今、小中学校で実施されつつ
あり、更なる普及が待たれています。
それ以外にも方法は何かあるはずです。
周知を集めてキャリア教育を展開していくべき
なのです。
また、教育関係者は学力の習得や受験教育中心
に教育をすることとともにキャリア教育を自ら
が学び、職業の研究も同時に行う、レディネス
テストを行える能力を持つ、という程度のこと
は認識して仕事をしたほうが良いと考えます。
このことは、いずれキャリアカウンセラーが潤
沢に学校に配備されるまでの過渡期の現象かも
知れません。
しかし、現在の学校でのキャリア教育を実践し
ているのは先生たちなのです。
今後、事務作業の軽減や放課後の部活動のサポ
ート要員の増強は政策的に進むと思います。
その余剰時間を上記のスキルアップに努められ
る先生の増加を切望します。
そのための、お手伝いが少しでも出来ればと願
う今日このごろです。