過去のブログより。
職業訓練校の一部は従来の専門学校などが受
託している。
本来、職業訓練には訓練終了後の就業に結び
就けるためのキャリアカウンセリングが必要
と言われている。
ただ訓練で能力や技能が上がったとしても、
そのアピールの仕方や、その能力を活かせる
職場の確定の仕方など就業への越えなければ
ならないハードルは多い。
従って、適切な支援が出来るカウンセリング
能力を持つ就職相談担当者が必要となる筈だ。
現在は十分なスキルと経験がない(キャリア
カウンセリングに関した)就職相談担当者が
やみくもに相談している事例が散見される状
況である。
今後、キャリアカウンセリングを熟知した相
談担当者の増加を望んでいるのは私だけでは
ないであろう。
昔の話で恐縮だが、相談において相手よりも
上から目線で指導的な態度を取ろうとしたり
、いかにも先生が生徒を叱ったり、諭したり
という雰囲気で相談者に接する人たちをかな
り見た。
見た場所は、公的支援や民間の職業訓練校で
あった。
また、そうしたシーンの多くは対象が若年の
相談者との相談の場で見られた、と記憶する。
そして、カウンセラーはベテランの女性の比
率が高かった。
相談の相手が、どんな年齢であろうと、相談
回数が増えお互いに慣れきった関係になろう
と、1回々のカウンセリングに真剣に取り組
まなくてはならないのは当然のことである。
こうした慣れによるカウンセリングの質の劣
化は許されるべきものではない。