過去のブログより。
高校の進路指導部長に2人の有名人が居た。
その方々は熱心で成果も上がっていたが、就
職率100%に向けての執念は見上げたもの
であった。
最後のひとりの企業面接会に同行しているの
はこの二人以外にはついぞ見かけなかったも
のだ。
高校生の就職の企業面接会の最後は、過去と
変化していなければ3月にある筈だ。
まだ、就活が完全に終了した訳ではない。
ここからの2月余りで粘り強い活動を継続し
就職できるような支援を続けるべきだ。
今、3月末、年度末である。
この時期に、担当の生徒をすべて就職させて
安堵している先生もいよう。
一方、就職率の低迷や生徒の希望との乖離の
大きさに反省しきりの先生もいよう。
この二者の差は、どこから生まれるのか。
やる気、根気、勿論違うであろう。
しかし、こうした個人的な資質の差以外にも
差はあるのではなかろうか。
それは、「組織力」の差ということだ。
上記の2人の有名人が居た高校と他の高校と
の差で大きなものは「組織力」だとも思う。
例えば、進路相談室の大きさ、その部屋に常
時いる先生の数、機材や書籍への予算の投入
状況の差、スタートダッシュの速さ等々。
成果の出ない高校は、担当の進路指導部長を
探すのに苦労することが多かった。
そして、進路指導室に生徒も先生もいない無
人の状態が多かった。
これらのことを、よく反省すれば自ずとやる
べきことがわかる筈だ。
7・5・3の「7と5」は改善傾向ではある
が依然としてミスマッチは高い水準で続いて
いるのではなかろうか。
上記の二人に「コンピテンシー」を学ぶべき
である。