キャリア開発の障壁とは | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

公的機関に居るとたまに「何でもいいから紹

介してくれ」という相談者に出合う。

生活のためにすぐに就職したいという。

結論から言えば、こういう人はすぐに就職で

きない場合が多い。

何故なら「したい仕事」と「できる仕事」が

重ならないからだ。

自分の希望条件だけでは就職は困難ののは当

然のことだ。

更に、若者には自己理解や環境理解、職業理

解が不足している相談者が多い。

例えば、会社が終わった直後に窓口に来て自

分の希望の会社5、6社に応募したいと言っ

たりする。

その選択基準が賃金の高さや勤務時間の短さ

や便利な勤務地という自分の希望条件だけで

る場合も多い。

そして、必要なスキルや資格を無視してのこ

とも多い。

このような「自分勝手さ」は、まさにキャリ

ア開発の障壁といえよう。

キャリア開発には、自己理解、職業理解が基

本的に欠かせない。

特に、職業能力を中心にした自己と職業の理

解は不可欠だ。

そこで、双方の理解に欠ける「自分勝手さ」

が通用する余地は多くはない。