高校生の就職には課題が存在しその解決策の
立案と施行が急務となっている。
以下に課題を列挙して、その解決の礎とした
い。
生徒自身による進路選択や企業選択が出来な
い為、教師が自己判断で企業を選択し生徒に
情報提供、生徒もそれを鵜呑みにして受験し
失敗しているケースが散見される。
本来、カウンセリングを行い十分な進路指導
が行われるのが理想であるが,教師のそれに
ついての能力や素養に大きな格差があり研修
や訓練もないことが多いのが実態。
カウンセリングや就職支援のための進路相談
員やジョブカフェ、ハローワークの相談員の
活用状況に差があり各学校の受け入れ状況も
異なる。
民間企業に種々の講話を委託しており、その
選別は学校の個々の判断で決定している。(
参入企業;リクルート、ベネッセ、ヒューマ
ンアカデミー、日本マンパワー等々)
その結果各企業のマニュアルに差があり、同
じテーマのものでも差異がある。
こういう、格差を放置している現状では、管
内の教育の方向性の統一を図ることは困難だ。
今後のキャリア教育の方向性のひとつとして
生徒のキャリア選択を補助するための学校へ
のキャリアカウンセリングの導入があろうと
思われる。
しかし、アメリカのような要員の配備までに
は時間が必要であろう。
配備までの経過措置として、教師へのキャリ
アカウンセリング能力の保持に向けたプログ
ラミングが必要だと考えるのは私だけではな
い筈だ。
このことを、直近の課題として全国的な取り
組みが急速に進展するよう心から望んでいる。