就職率が上がったからと言って、それが全て
完璧なものとは思わないほうが良い。
問題は、その内容なのだから。
分かると思うが、正社員や長期雇用の比率、
雇用条件の希望との一致度が重要だ。
そもそも満足できる職種での仕事をしている
か等々の面で就業者が納得しつつ仕事をして
いるかが問題だ。
例えば、自分の希望の職種に就職できたとし
て希望の業種や希望の企業かによっては、将
来の不満につながるかも知れない。
現在のように非正規職員が4割の時代では正
社員になること自体が難しい。
昇給やボーナスが当たり前にある正社員にな
らずに就職してもカウントされる今の状況で
は本当の希望が達成されているかは疑わしい
。
真に希望が満たされているか、どうかを問う
ような相談ができて初めて「本当の希望の達
成」の実現度が計れるのではなかろうか。