ネットの記事からの抜粋です。
ネットを媒介に企業が仕事を発注し、不特定
多数の個人が働く「クラウドソーシング」が
拡大している。
その担い手は400万人に迫り、労働力人口
(6697万人)の5%以上を占める見通し。
企業が多様な業務に外部人材を積極活用し始
めている。
子育て中の主婦など埋もれていた人材の掘り
起こしが、経済成長の壁と懸念される人手不
足への対応策となる可能性がある。
確かに在宅ワークやノマドなど勤務場所を問
わない働き方はネットの拡大とともに更に進
化していくであろう。
ただ仕事の多くは、まだ装置を必要としたり
、会議や打ち合わせという、機械や人間の会
話などの実体が必要なものが支えている。
全てが、この「クラウドソーシング」で解決
するわけではない。
時々インターネットかぶれの若者が職業相談
に来て、その関連業務への就業希望を語るが
、自分のスキルの確認が出来ていないため就
職出来ない場合も多い。
ワークライフバランスはどちらかと言えばハ
ードワーカーに必要であり、最初から怠惰な、
悪く言えば遊んで食いたいだけのなまけもの
の求めるものではない。
「クラウドソーシング」はこのようななまけ
ものの逃げ場になってはいけないと考える。
企業がアウトソーシングで業務を効率化し、
成果を上げようとすることの根源は収益の
向上が目的になっていることにある。
現在、効率化が日々図られていることを否定
するものではないが、企業が収益獲得に奔走
し、そのあまりに多くのものが犠牲になるの
では本末転倒だ。
便利さの裏側にある、様々な弊害を意識しな
がら生きていく必要がある。