職業訓練校の一部は従来の専門学校などが受
託している。
そこには十分なスキルと経験がない(キャリ
アカウンセリングに関した)就職相談担当者
がやみくもに相談している事例が散見される。
昔の話になるが、ある民間の訓練委託企業は
就職率が良いので有名だった。
しかし、種を明かせば訓練生のほとんどを受
け入れてもらう会社に話をつけて全員を一括
でアルバイト採用してもらう受け皿を作り、
送り込んでいた。
多分、訓練を委託した公的機関も、それを知
りながら黙認していたに違いない。
こうした、尻抜けの状況があちこちで散見さ
れたのが、過去の職業訓練。
その状況の中、こうした緩い管理の網をくぐ
り利益を上げ続けた企業も多かったようだ。
現在は一企業が多くの訓練を受託することが
なきように指導も行き届きつつあるようだ。
当然のことで、寡占企業が公的支援の場での
うま味を独占するが如き在りようは看過され
るべきものではない筈だ。