傾聴することの援助機能 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

傾聴することの援助機能とは以下のようなも

のだと言われている。

 

・コミュニケーションの通路を開く

・クライエントの心を支える

・クライエントの心の新しい動き、成長可能

 性の展開を促す

(クライエントがそれまで得られなかった信

頼感、安心感を体験する)

(心のゆとりが出来、それまで無意識だった

感情、欲求が意識化し自我の新しいあり方

 、行動可能性がでてくる)

 

3番目の成長可能性の展開を促す、というこ

とはかなり重要である。

よく、カウンセリングの現場では、可能性の

芽を摘むようなことも行なわれている。

例えば、相談者が何かを思いつこうとしてい

る局面で、カウンセラーが待ちきれずに自説

を繰り広げているような例。

最も酷い例では、カウンセラーが喋り捲って

相談者が閉口して黙り込んで、顔色が悪くな

っているような例。

いずれにしても、傾聴は聴くことであり、し

ゃべり倒すことではないことぐらい、考えな

くとも分かりそうなものなんだけれど・・・。

しかし、現場では基本の踏襲のキツサで、上

記のごときことになっている例は多い。