成功とは何であろうか?
この世界で、知らない人はいない有名な人に
なって経済的にも、いろいろな活動の収入と
講座の講師や講演などの収入が加味されて、
ちょっとした勤め人をかなり上回る額が稼げ
るようになること。
自分の開催するセミナーが全国展開できるよ
うになること。
そして、その全国行脚の様子やセミナーの前
後の美食の様子を面白おかしく報ずること。
こうしたもののバックボーンになっているも
のは何なのであろうか。
例えば、理論や技術の深さで人を圧倒してい
るとか、勉強しているものが他人が及ばない
ほど広く、深いとか、私淑している先生が凄
いとか、いろいろなものがあろう。
以前、この人はびっくりするほど本を読んで
いたらしい。
それが、最近では2、3ケ月に1冊も読んで
いない模様だ。
僕は、自分が凄い勉強家だとか自分の理論の
ようなものが並外れて優れているとかを誇れ
るわけではないと、常々考えている。
しかし、この世界の先達として学んだものや
身に着けたものを後進の人々に伝えなくては
ならないとは考えてきた。
それは、実に地味で地道でファッショナブル
なものとは程遠いものであろう。
カッコ悪いものでもあるかもしれない。
前述のカッコよい人とは対極のようなものが
社会に必要なのではないかと真剣に、最近考
えている。