認知行動療法の思い込みの改善の中に「ねば
ならぬ志向」から「だったらいいな思考」に
考え方を変えるというのがあるという。
「ねばならぬ」と勢い込むのではなく「でき
たらいいな」とか「・・・になれたらいいな
」と考えることだと思っている。
であるから、何かをしなければならないと勢
い込むのではなく、出来たらいいなと考える
ことで、自分に対するプレッシャーを薄めて
やれば、何ごとにも取り組みやすくなる。
例えば、ライフプランニングにおいても、こ
のような「ねばならぬ志向」の弊害はある。
自分がゴール設定に「会計のプロになる」を
設定し、5年後に簿記1級の取得、10年後
に会計士資格取得を置いたとする。
この時に「ねばならぬ志向」だけで「だった
らいいな思考」に転換できないとすると大変
だ。
4年目に、ようやく簿記2級取得が可能なレ
ベルに到達したとすると予定変更なしに次の
ステップには進めない筈だ。
こういう場合に「だったらいいな思考」に切
り替える柔軟性が必要になるのだ。
うまく二つの「志向」と「思考」を切り替え
るような柔軟性は大きな財産といえよう。