80代の親が50代のこどもの面倒を見なけれ
ばならないことで共倒れすることが8050問
題といえる。
その対象である45-60歳代の引きこもりの
人達は61万人存在するとも言われているのが
現状。
こうした状況は、高齢化社会ならではのもので
あり、一時喧伝された「老後難民」という問題
も根幹にあるものは共通であろう。
一部の富裕層には全く想像外のことであろうが
老後の自助は現在大きな問題となっている。
若年者の問題は近年、問題視されて対応が進め
られたが、その陰でこんな問題も進行していて
対応はこれから緒に就くところといえよう。
政府は、年金を70歳からの受給に変えた場合
のメリットを強調したり、企業へ70歳までの
雇用を促したりして対策しているようだが、こ
れらは一部の余裕のある環境や境遇に支えらえ
た対象者に向けての施策といえる。
問題化しつつある、当面の困難にあえぐ人々へ
の対策をどうするかが問題なのだ。
これらの実体把握と近々の対応策の打ち出しが
急がれている。