今後のキャリア関連でよく言われていること
の一つが、「職業能力の見える化」というこ
とであろう。
これは、今後の企業活性化には人材の育成や
円滑な人材交流が必要との考え方から、生ま
れたように思う。
現在は、企業側も求人の条件をあいまいなま
まに人材を求め、以前よりはかなり改善され
たが求職者も自分のスキルの明示の不足のま
ま求職していると思われる。
このことで、求人と求職のミスマッチが多発
している。
これの改善に向けて「職業能力の見える化」
が進められている。
ここに一例を示して理解の促進の一助にした
い。
例に挙げるのは「商品企画」。
中堅職員(中間マネージャークラス)に必要
な能力の例を以下に挙げてみる。
能力項目として「新商品アイデアの創出・提
案」。
職務遂行のための基準として「自社の商品戦
略(商品構成など)や日常の営業活動におい
て収集した地域の顧客のニーズを基に、自店
舗が立地する地域特性などに応じた商品構成
ビジョンを持ち、新商品アイデア創出に活用
している。」
その他となっている。
こうした具体化された職業能力に対して評価
していくことは、今後の採用担当者の基本行
為となっていくであろう。
いま、まさに、この評価システムが研究され
決定を待っていると聞く。