中高年の就活の留意点 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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過去のブログより。

 

 

中高年の就職先といえば、役員などの破格の

待遇で迎えられる場合を除き、保安、警備、

清掃などがほとんどと言われています。

または、特殊な資格を活かした自由業にも近

い職業で一般人がなりやすいのは社会保険労

務士、行政書士、宅建などの資格活用の職種

かもしれません。

私が、ここ10年経験してきたキャリア・カ

ウンセラーもその中の一つといえます。

いずれにしても、一般企業の社員として働く

には年齢の壁があり、比較的若年者が多い中

小企業では阻害されがちな場合が多いのです。

そうした求職範囲が狭い環境を乗り越える時

に必要となるのは、自身の経験の中の活用可

能なファクターを次の会社で活かすというこ

とです。

例えば、前職での経験は営業が主であるけれ

ども一時期経験した事務の仕事の能力を活か

した仕事に就くとか、販売の仕事が主だが店

舗管理をした時の管理能力を活かすとかがそ

れに該当します。

自分の経験でいうと営業や営業企画や商品開

発、営業管理が主な仕事の経験ですが、事務

的な仕事で言うと文書作成や簡単な経理帳票

類の作成、決算資料の内容確認や部分的作成

はやってみれば出来たし、人事管理も過去の

経験人数の倍以上の2、3倍の人数の管理も

過去の経験の延長線上でこなせました。

従って、過去に、警備・保安・清掃の仕事で

求職することもなかったのです。

 

繰り返しになりますが、中高年の場合、幅広

い自分の経験の中に次の職業に繋がる類似経

験を見いだせれば、そこを強くアピールする

ことが必勝の条件と考えます。

もし見いだせない場合は、今後の意欲をアピ

ールすることも有効です。今は保有しない資

格にチャレンジする意欲を訴えるだけで十分

ともいえます。

但し、底の浅い内容では意欲自体が疑われる

ので、しっかり試験制度や内容、そしてその

試験の概要を調べておく周到さは欠かせない

ことは言うまでもありません。

 

 

自分自身の経験があり、その仕事での成果も

あり、その関連資格への挑戦意欲もある。

こうした内容がきちんと整理をして表現可能

であれば合格への可能性は高い。