ある年の私が経験したこと。
約2年半キャリアカウンセラーとして様々な
立場で就職支援の仕事に従事した。
最初の半年間は札幌市関連施設で中高年のク
ライアントとフリー来場者へのカウンセリン
グを行った。
相談業務の内容は進路相談から、就職相談、
メンタルヘルスケアと多種多様なものであり
、生活保護受給者や何度応募や面接をしても
内定しない方たちとの面談も数多く経験した。
若年者の進路相談や企業への求人案件問い合
わせ等の軽い内容のものから、身体障害をか
かえた生活保護受給者の不採用が続くことへ
の悲痛な訴えや高齢者の求人不足の訴えなど
、出口のない悩みをかかえた人が数多く存在
する現状を再認識させられることも多かった。
多分、現在も公的施設での就職相談には上記
のようなものが多いのでは、と思われる。
この中には、簡単に就職可能な人もいれば、
かなり困難な状況と戦っている人々も多かっ
た。
そうした、困難な状況の人々に寄り添い相談
をすることは、私のカウンセラーとしての原
点であり、今後も変えてはいけない規範のよ
うなものと考える。