個人のキャリア開発に深く関わるのが仕事と
、それを提供する会社、そして人材育成です。
企業は当面の経営戦略や事業計画の達成や推
進に必要な人材を必要としており、そのため
に人材育成を行います。
ここには社員個人のキャリアへの配慮はあり
ません。
知人の一人に自分の仕事を愛するあまりに、
相当に酷い会社に勤め続けている人がいます。
その会社は、ブラックな側面を多く持ち、本
人も分かっているのですが辞めません。
例えば、時間外の未払いが積み重なったにも
関わらず、年度を超えた分は遂に支払われな
かったようです。
それでも、早朝から深夜に至るまで働き続け
て、多分今年度も時間外の未払い額は相当多
額になることでしょう。
この事態はキャリア開発の視点で見れば仕事
を提供する会社はブラックだが、自分として
好む仕事ができるために待遇面でのブラック
ぶりは無視されている例と言えます。
これでも個人が満足して仕事をしていれば、
周りの人間がとやかくいうことでもない気が
します。
だから本人の満足が不満を上回るまで静観す
るしかないのが現状です。