人生は長い旅のようなものとは、よく言った
ものだ。
旅の中で良き出会いをして生涯に影響するよ
うな事柄に出合うこともあれば、ただ淡々と
旅を続け、何事もなく旅を終えることもある。
起伏に富んでいるのが人生。
山あり谷ありなのだが、谷の時にどう対処す
るかで人生の成否は決まるような気がする。
人は人生の谷でもがき苦しむであろう。
出口を見いだそうと必死になる。
こうした時に、じっとして考え様々な脱出法
を試すことも悪くはない。
ただ、谷にあることを自覚していることは解
決策を考える時の大前提としなければならな
いであろう。
もっと言えば、谷の入り口で、このことを自
覚出来たほうが良い。
病気といっしょで、重くなった時には治療は
困難になりやすい。
入り口であれば、病気に例えると「早期発見
早期治療」が極めて有効になる。
また、谷の時に「将来のため」を自覚し何か
の準備を始めることも重要だ。
スポーツ選手が怪我の時にリハビリに励み、
その後練習を強化するのに似ているかもしれ
ない。
暫く、谷に入った悲哀をしっかり味わった後
には、それを早く自覚し「将来のため」の準
備に取り掛かったほうが良い。