過去のブログより。
昔、職業訓練の学校で就職支援のセミナーの
講師をよくやっていた。
自己分析の時間にエゴグラムやキャリア・ア
ンカーを実施することが多かった。
中にはVPIを行うケースもあったが主には上
記の2つを実施していた。
キャリア・アンカーは主に中高年の方々に評
判が良かった。
今思えば、このすぐれたアセスメントは質問
紙を用意するだけで実施可能で、かなりの大
人数にも対応しやすいのでいろいろな訓練コ
ースでおこなった。
因みにキャリア・アンカーはエドガー・シャ
イン教授が提唱し仕事をする上で「船の錨」
のような役割を果たし、キャリアを選択する
際、これがなければその仕事を円滑に続けて
いけないほど重要な(絶対、犠牲にしたくな
い・譲れない)価値観や欲求、動機、能力を
指すもの。
このような内容なので自分のキャリアの指向
性が分かりやすく、特にキャリアを積んだ中
高年ではっきりしやすくテスト結果も理解さ
れやすかったように思う。
一方、キャリア・アンカーは若年者には少し
難しいかもしれない。
実施しても、余りピンとこない様子の人が多
かったのも記憶に残る。