リタイアすると自分の居場所を失う人が多い
と聞く。
本来、リタイア後に自由にさまざまなことに
自由に取り組めばよいと思うが・・・。
家にいても何でもできそう、オフィスなどな
くても喫茶店、屋外、ちょっとした場所で文
章も書ければメモも可能。
事業や仕事のアイデア作りも場所を選ばず出
来るもの、その後、パソコンを駆使して完成
すれば良い。
退職後の金欠だから、ノマドでやれることや
モノを選択すべきなのではなかろうか。
昔、NPOを始めて暫くしてから、3年間の
期限が終わり移転すべきオフィスの目途を立
てたくて都心部から徒歩で15-20分程度
のオフィスビルを見て歩いた。
大体の相場で1坪3-4万、月にして最低1
0万はかかりそうであった。
独立して、収益が確立した会計士や税理士、
弁護士、司法書士などが主な入居者であった。
当然、資金力に乏しい我々には、そうした立
派なオフィスなど望むべくもなかった。
そこで、上記のオフィスを出た後に実行した
のは、知り合いのオフィスでの「居候」「ヤ
ドカリ」であった。
ごく一部に小さな机を置かせてもらって事務
所にした。
土日に休みのオフィスに入れないなどの不便
はあったが何とか2、3年過ごした。
立派なオフィスとの経費の差は少なく見積も
っても2、300万になる。
これは、ここ数年の我々の年間運営費の10
倍にはなる。
つまり、2、3年の「居候」で辛抱した結果
、10年分の運営費を浮かした、ともいえる
のだ。
こうした工夫と頑張りでのローコスト運営を
図るならば、かなりのことが可能になる。
また、リタイアの後の頭脳という資産や自由
な労働時間という財産を活かさない手はない
のだ。