無駄の効用 その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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無駄使いも重要な場合がある。

それで成り立つ産業があり、そこに属する従

業員の消費が経済を富ます部分もある。

無駄の存在しない無機質な世界は困りもので

ある。

そして、社会に必要な無駄も沢山ある。

緩みのない機械は壊れやすく、一度壊れると

修復が難しいとも言われている。

ゆっくりした時間に、ぼーっと考えたアイデ

アが大発見や大発明のきっかけとなることも

多々ある訳だ。

効率を無視してやり直しがきくのが人生、た

まには「無駄」な時間を自分に与えるのもよ

い。

効率だけで生きた場合、人生は味気ないもの

になり人間関係もゆとりのないものになりが

ちだ。

セレンディピティに代表されるような偶然の

発見も世に沢山ある。

日常に疲れて行った旅先で何かを見つけたり

、新しい出会いがあったりもする。

学生時代によく古本屋街に行っていた。

そこで、何かを見つけたわけではないが自分

の教養の基礎の一部は、そこで過ごした無駄

な時間が作り上げたともいえよう。

文明や文化の一部は、こうした無駄から出来

上がっていて社会に欠かせないと考える。