ロック研究家とロッカーは全く違った存在だ。
一方は、好きでオタクだが魂が込められてい
ない為に本質的なロッカーにはなりきれない。
また、一方は生き方がロックなために魂が込
められすぎて普通の生き方が出来ない。
では、普通のサラリーマンがどちらの選択を
すべきなのだろうか。
僕にはサラリーマンがすべき選択は双方の両
立(内的キャリアと外的キャリアの並立)だ
と思えてならない。
外的キャリアはガッツのないロッカーと同様
で仕方なく暮らのために仕事し、内的キャリ
アの充実は生き方がロックで魂が込められる
やり方で満たす。
もし、この並立が出来たならば多分、個人の
キャリア開発には必要十分になり得る。
世に間違いのないキャリア選択などないとし
たら、せめて自分が納得し、のめりこめるも
の(内的キャリアを満たすもの)を見つけたい
ものだ。
打ち込めるものがある人生とない人生では大
きな差があり、打ち込めるものがある人生を
選択すれば概ねキャリア開発に成功したとい
えよう。
たとえ、それがパラレルキャリアでの充足だ
としても結構なことだ。