以前にも書いたが、退職後の自由時間は10
万時間で社会人としての仕事時間に匹敵する。
趣味や簡単なボランティアだけでは使いきれ
ないと感じている(あるいは感じ始めている
)65歳以上は数限りないのではなかろうか。
毎日、新聞・テレビを見て本を読んでいるく
らいでは費やしきれないのだ。
何かに参加するように、まずリサーチしてみ
てはどうであろうか。
自分の生活の維持に必要な時間や費用を抜か
した余裕の資金を活用してできることは少な
からずある。
以前、我々の法人はコワーキングスペースと
して札幌市が貸し出している「エルプラザ」
の共用のオフィスを活動拠点にしていた。
3年間の許容期間が過ぎて退出し別オフィス
を借り2年間活動した。
そして昨年度は、再度オフィスを移動した。
私はこれで良いと思っている。
事務処理が出来るオフィスがあれば十分なの
だ。
この点は「ノマド」でよい。
要は機能があり低料金であれば十分なのだと
考える。
先日の新聞に実質1人で運営しているNPO
の理事長の話が載っていた。
会員からの会費の徴収はせず寄付と企業から
の助成金で運営しているという。
場合によっては、こういうことも可能なのだ。
また活動を支える仲間の存在も必要であり極
めて重要なのだ。
また、費用の掛からない「時間」は活動にと
って極めて貴重。
知恵や知識は年をとっても維持可能なのだ。
社会に死蔵されているシニアの知恵や知識や
「時間」を上手く活かしていくことも重要だ。
そして、これを活用するシステムの構築や援
助システムの構築により、今後のシニアの社
会参画を進めてみてはどうだろうか。