公的支援に携わっている人たちがキャリア・
カウンセリングや就職支援の業務の全てを
体験したり、全ての知識を得ているわけで
はない。
このことは、こういう公的支援の場に入っ
てみると良く分かることだ。
何故か、こうした場では、長年(転勤こそ
してはいるが)同一職場に根を生やしたよ
うな、無資格で自己流の経験を積み重ねて
いるような存在が随所にいる。
そして、容易に管理したいというニーズの
もとに何故か、組織では重用されがちだ。
従って、冒頭に言ったようなことが未だに
散見される。
最近は、こうした無資格者の存在を減らそ
うという空気が、職場で出始めたようであ
るが、元々無評価が当たり前の組織では変
化のスピードは極めて遅い。
今後、時代の流れに気が付く慧眼な管理者
が、こうした事態の改善に乗り出すことを
願うばかりだ。
そして、グレシャムの法則が、こうした組
織から一掃されることを切望する。