札幌の晩春から初夏のイベント「さっぽろラ
イラックまつり」。
あるブログからの抜粋です。
歴史的人物や著名人が関っていたことが分か
り、興味深い内容でした。
昭和34年に始まった「さっぽろライラック
まつり」も、今年で56回目となる。
札幌の初夏の風物詩として、このイベントは
なくてはならない存在である。
桜の花見に続くこのイベントを、心待ちにし
ている市民も少なくないことだろう。
ところで、このイベントを最初に提案したの
は、市役所でも観光業界でもなかった。
ある文化人のグループが、「ライラックの季
節に大通公園に集まって、ビールでも飲みな
がら歌ったり踊ったりしようじゃないか」と
言い始めたのが最初だということである。
当時の資料には、発起人として、更科源蔵(
詩人)、国松登(画家)、栗谷川健一(画家
)、渡辺茂(郷土史家)らの名前が残されて
いる。
最初、この話を聞いた札幌市役所は、そんな
遊びに大通公園を貸すことはできないと言っ
て、相手にしなかったそうである。
しかし、NHK札幌放送局がこの企画に乗り
気になったこともあって、実現の運びとなっ
たらしい。
こうして、昭和34年、最初の「さっぽろラ
イラック祭」が開催された。
文化人の発案による文化的なイベントという
ことで、当時はまさに地元の文化人たちが中
心になっていた。
パレードには、発起人のほか、本田明二(彫
刻家)や河野広道(考古学者)、九島勝太郎
(音楽家)らも参加していたし、文化講演会
では小林秀雄や高見順らが講演を行っている。
また、市民会館では、藤山一郎や石井好子ら
による音楽会も開催されており、かなり豪華
なイベントだったことが分かる。
別のブログからの抜粋です。
ライラックの花は初夏の花である。
つまり、ライラックの開花は、札幌の街が急
速に初夏へと移り変わっていることを示して
いるのだ。
桜の花が散ってしまうのも、もっともなこと
だと思う。
夏が近付いていると考えるだけで、人生が明
るくなったような気がするから不思議だ。
何しろ、北海道には梅雨の季節がないから、
初夏はそのまま夏へとつながっていく。
5月から6月、7月にかけての長い長い初夏
という季節は、本当に札幌で最高の季節なの
だ。
ちなみに札幌の「さっぽろライラックまつり
」は6月なのだが、その年によって違うが
初夏には未だ早い、肌寒い時期のイベントだ。