6年前のブログより。
過去の道新に「就職とブラック企業」という
記事が出ていました。
その内容は以前支援していた若年の方が勤め
ていた会社の雇用の仕方とそっくりなのでび
っくりしました。
正社員として新卒を雇用し、官公庁の発注す
る仕事に就かせ地方に1~2年常駐させ、そ
の仕事が終わるといきなり道外(その方は九
州でした)の仕事がいやなら解雇するといっ
たやり方です。
採用の際は道内の仕事を担当させるとの条件
だったそうです。
全国展開している会社で札幌市内に支店があ
ります。
この会社を同じように解雇された方はほかに
も数名いました。
北海道を出たがらない人が多いからね~。
との考えもできますが、雇用条件が道内勤務
だったところに疑問を感じます。
ブラック企業は世に多く存在しているのでし
ょう。
それとは別に、ブラック上司も多いと考えま
す。
相当昔ですが、在札の企業で公共の委託事業
に臨時職員として参加していた人の話です。
日帰り出張で、その会社から1時間以上の場
所に毎日通っていた時のことです。
通常勤務が終り、その場所から30分程度の
住宅に戻ればいいものの、毎日自宅を通過し
て帰社し報告書を書くことを強要されたそう
です。
当然のように、時間外手当の支払いもなく、
だそうです。
第一に手当の支払いが無いことに違法性があ
ります。
次に、労務管理から言えば、自宅から直行直
帰させて過重労働にならぬように配慮すべき
ではないでしょうか。
それでなくとも、自宅を通過して帰社するこ
とを強要した場合には通常の通勤時間より2
倍以上は時間がかかる計算になり、余分な労
働時間を生み出す訳ですから。
このような命令をする人間をブラック上司と
いわずして、何といえばよいのでしょうか。
このようなブラック上司が多く存在している
企業もブラック企業というべきなのではない
でしょうか。