ブラック企業について 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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6年前のブログより。

 

過去の道新に「就職とブラック企業」という

記事が出ていました。

その内容は以前支援していた若年の方が勤め

ていた会社の雇用の仕方とそっくりなのでび

っくりしました。

正社員として新卒を雇用し、官公庁の発注す

る仕事に就かせ地方に12年常駐させ、そ

の仕事が終わるといきなり道外(その方は九

州でした)の仕事がいやなら解雇するといっ

たやり方です。

採用の際は道内の仕事を担当させるとの条件

だったそうです。

全国展開している会社で札幌市内に支店があ

ります。

この会社を同じように解雇された方はほかに

も数名いました。

北海道を出たがらない人が多いからね~。

との考えもできますが、雇用条件が道内勤務

だったところに疑問を感じます。

 

 

ブラック企業は世に多く存在しているのでし

ょう。

それとは別に、ブラック上司も多いと考えま

す。

相当昔ですが、在札の企業で公共の委託事業

に臨時職員として参加していた人の話です。

日帰り出張で、その会社から1時間以上の場

所に毎日通っていた時のことです。

通常勤務が終り、その場所から30分程度の

住宅に戻ればいいものの、毎日自宅を通過し

て帰社し報告書を書くことを強要されたそう

です。

当然のように、時間外手当の支払いもなく、

だそうです。

第一に手当の支払いが無いことに違法性があ

ります。

次に、労務管理から言えば、自宅から直行直

帰させて過重労働にならぬように配慮すべき

ではないでしょうか。

それでなくとも、自宅を通過して帰社するこ

とを強要した場合には通常の通勤時間より2

倍以上は時間がかかる計算になり、余分な労

働時間を生み出す訳ですから。

このような命令をする人間をブラック上司と

いわずして、何といえばよいのでしょうか。

このようなブラック上司が多く存在している

企業もブラック企業というべきなのではない

でしょうか。