クルンボルツは、我々のキャリアはそれぞれ
予期せぬ出来事によって決定される。
そして、我々が人生上遭遇するその予期せぬ
偶発的な出来事を上手に活用することによっ
て、ただの偶発的出来事も自分のキャリア形
成の力に変えていくことが出来る。
それは一人一人の主体性であり意識的努力に
よるものである、と述べている。
偶然の機会の活かし方で自分の人生が変わる
ことは多い。
とはいえ、過去に自分が方向性を定めていた
ことで、実際に、その道に進んだことは余り
ない。
折々に、めぐってきたチャンスに、その時々
の事情や判断で決定した進路を選択してきた。
ただ、一度だけ自分の進路の決定のために充
分に時間を割いて判断したことがある。
その時は、何十冊もの本を読み漁って、判断
の材料にした。
その結果、出した答えが今のキャリアカウン
セラーでやっていくということである。
土壇場でじっくり考える時間を持ち、考え抜
くことは非常に重要なことだ。